最近では一般家庭でも貴重品などを保管するための金庫を備える方が増えてきています。防犯性向上の観点から考えると非常に良いことです。しかしそれと比例して増加しているのが家庭用金庫のトラブル…。今回はそんな金庫の鍵開け作業をしてきました。
お電話をいただいたお客様は愛知県豊田市にお住まいの方でした。ご用件をお伺いすると、自宅に置いてある金庫の鍵を紛失してしまって、すぐに金庫を開けないといけないのに開けられなくて困っているということ。お客様のご要望は本日夕方までに金庫を開けてほしいとうものでした。まずはお使いの金庫の大きさをお聞きしてみると、幅が30cmくらいで高さは20cmもないくらいだといいます。大きさからして家庭用のポータブル金庫のようです。紛失してしまった鍵の種類はギザギザタイプの鍵だということです。ダイヤルなどの錠前はなくシリンダー錠のみの施錠で開け閉めを行うタイプとうことでした。お客様は何時までに開けられますか？と焦っているご様子でしたので緊急で駆けつけることとなりました。
お客様のお住まいは豊田市でも郊外にあたり中心地からだと40分ほどかかりましたが、ご自宅ではお客様がご家族でお待ちいただいていました。お電話でお話ししたと思われるご主人様とご挨拶を交わし早速金庫のある床の間まで案内していただくと、黒いボディが特徴的な小型の金庫が置いてあります。この金庫はセントリー製の小型金庫、クラシカルキー式パーソナルセキュリティ保管庫X031です。販売されたのはまだ最近のことだと思いますが、近年の個人宅の防犯意識の高まりから一昔前よりもご家庭で金庫を設置する方が増え、その要望に応えるために発売された製品です。特徴は最近のスタイリッシュなデザインの住宅にも違和感なく置けるように考えられたカッコイイデザインと、6kgほどの持ち運びにも便利な重量です。小型金庫とはいえA4サイズの用紙が楽々入れられるのでちょっとした事務所でも使える金庫になっています。重量が軽いと泥棒などに持ち去られてしまう危険性がありますが、クラシカルキー式パーソナルセキュリティ保管庫X031には、ボルトダウンキットが付属されていて、床や壁などにボルトで金庫を固定することができます。お客様もしっかりと床に固定されていました。
状況を把握できたところで、さっそく金庫の鍵開けを行っていきます。ピッキングによる鍵開け作業を行っていると、しきりにお客様が時間を気にしているご様子でした。作業しながらお話しをしてみると、どうやらお客様は本日新車の購入をする予定で、頭金の現金をこちらの金庫に一時保管していたそうなのです。頭金は銀行から入金する予定だったため、窓口が閉まる夕方までに金庫を開けてほしかったということでした。今回の金庫はシリンダー錠の鍵開けのみなので、お客様が心配するほどお時間はかかりませんよとお伝えすると、少し安心したようです。鍵開け作業も順調に進み、作業開始から20分ほどで無事に金庫を開けることに成功！お客様に最終確認をしていただきすべての作業は終了です。私が荷物をまとめていると、さっそくご主人様が銀行に出かけるお姿が見えました。無事に新車が買えてよかったですね！今回も金庫の鍵開けのご依頼、ありがとうございました。
