皆さまの中には、持ち家・貸家などで一戸建て住宅にお住まいの方もいらっしゃいますよね。特に夢のマイホームを戸建て住宅で購入された方は、長年の夢が叶ってこころ弾む思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。一生に一度の買い物で、大切な家族や財産を守ってくれる家だからこそ、他人には分からない愛着がわくのだと思います。ところがもし夢のマイホームが空き巣や泥棒に狙われてしまったとしたら？大切な家族や財産が被害に遭うような状況が起こってしまったら？日本各地で発生する空き巣の被害は、ホームセキュリティの高まりを受けても減少する兆しを見せません。愛着あるマイホームで大切な家族と幸せに暮らすために、ご自身の家の防犯状況を見直してみてはいかがでしょうか。本コラムでは主に戸建て住宅に潜む、空き巣に狙われやすいポイントや、今すぐできる防犯対策をご紹介していきます。本コラムを読んでいただいた方の防犯の一助になれれば幸いです。
これらは戸建て住宅で空き巣に狙われやすい主なポイントです。いかがでしょうか？ご自宅にこのような箇所はありませんか？もしあった場合、そのポイントを空き巣が狙ってくる可能性があります。ご自身でどのような防犯対策ができるのか、対策を考えてみてみましょう。
一戸建て住宅の場合、大小はあるものの大抵お庭がついています。このお庭、青々とした芝生を敷き詰めたり、コンクリートで舗装してモダンな雰囲気を演出する方も大勢いるのではないでしょか。
しかし芝生やコンクリートの地面のお庭は空き巣を牽制することはできません。空き巣・泥棒が犯行をするときに一番いやがるポイントがあります。それは『音』です。空き巣犯が行動を起こすたびに何かしらの物音がたつことは、犯行そのものをあきらめさせる要因になります。もしこれからお庭を整備できるのであれば防犯対策に効果的な砂利を敷きつめるとよいでしょう。お庭全体に砂利を敷きつめる必要はありません。建物の周り1m～2mほどが砂利で囲われていれば犯行を行ったときに必ずジャリジャリと音が出ます。歩くたびに砂利の音が出ることで空き巣が犯行をしずらい環境が作れます。また、鉢植えなどの植栽を庭に複数飾ることも効果的です。昼間はきれいなお花がお庭に彩りを与えてくれますが、夜の暗闇の中では足下にある障害物になってくれます。空き巣犯がつまずいたりすれば、鉢植えが割れたりして家主に侵入を知らせてくれます。
また、感知センサーのついたライトを設置するのも効果的といえます。暗闇の中家屋に近づくものがいれば、明るく照らし出してくれるライトは、空き巣犯の牽制に大いに役立ちます。ライトが照らす箇所は玄関や窓といった家の近くを照らすようにするとより効果的です。感知センサー付きのライトがないという家でも門灯などをつけておくだけで侵入される確率は下がります。逆に空き巣が好むシチュエーションになってしまっているお庭もあります。その代表的なものは、玄関や窓の前が身を隠せるような状態になっていることです。庭木は、お庭に四季折々の彩りを与えてくれますし、物置などを設置すれば倉庫として便利に使えます。ところがそれらが玄関や窓の前にあるとご近所さんや通行人から空き巣を隠すかっこうのアイテムになってしまうこともあるのです。庭木や物置はなるべく玄関や窓から離れた場所にするとよいでしょう。
戸建て住宅の場合、周りの視線からプライバシーを守るという意味で塀で敷地を囲むケースが多いですが、あまり高い塀は空き巣からすれば侵入しやすいポイントになります。一見すると高い塀に囲まれた家は防犯性に優れているように見えますが、一般住宅の塀程度なら空き巣は軽々と乗り越えてきます。逆に高すぎる塀はご近所さんや通行人から庭先が見えないようにしてしまいますので、空き巣が犯行をしやすい環境を作り出してしまうという側面もあります。かといってまったく塀や生け垣を作らない方が安全かといえば、それも防犯上はよくありません。遮蔽物がまったくない状態は、見通しはいいですが「簡単に侵入できるのでは」「逃げやすいのでは」という心理的な印象を与えかねません。
理想的な塀のカタチをいえば、低い部分はコンクリート塀になっていて上部に柵が設置されているタイプの塀です。このタイプの塀であれば、庭の中も視認することは可能ですし、犯行がしやすいという印象も持たれません。
戸建て住宅では、庭の造りや塀の造りを工夫することで防犯の効果を上げられることをご紹介してきました。でも防犯対策の最後の砦となるものは、やはり鍵になります。塀や庭に空き巣が嫌がる仕掛けを施していても、侵入してくる空き巣犯はいます。そんな空き巣から家を守る頼みの綱は鍵です。今では新築の一戸建て住宅の玄関には、大抵ディンプルキーと呼ばれる防犯性の高い鍵が標準装備されています。当然のように1ドア2ロックで堅牢な造りをしていますが、それだけで本当に安心といえるのでしょうか？勝手口のドアにはどのような鍵が付いていますか？窓の鍵は簡単に開けられないようなものが付いているでしょうか？一戸建て住宅はマンションとは違って360度空き巣が侵入してくる可能性があります。
そんな空き巣に対抗するためには、可能な限りスキのない防犯対策が必要です。少なくとも玄関以外にも勝手口のドアの鍵や窓を開け閉めする鍵は防犯性の高いものにすることをおすすめします。また、鍵以外にも空き巣が狙いやすそうな窓には面格子を付けましょう。たとえ2階の窓だとしても、先述したようにカーポートや物置、お隣の屋根が近い場合それを利用して侵入を試みるケースがあります。そのようなシチュエーションなら2階の窓にも面格子を付ければ安心です。戸建て住宅にお住まいの方は、おひとりおひとり状況が異なります。まずは、「自分だけは大丈夫」という考えを捨てて、どのようにすれば狙われない家にできるのかを考えることが大切です。
緊急鍵当番では、玄関の鍵から勝手口の鍵にいたるまであらゆる鍵の防犯対策をご提案しております。窓の鍵（クレセント錠）や面格子のご相談も承っておりますので、一戸建て住宅の防犯対策をお考えの際はお気軽にご相談ください。
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