皆様の中には鍵を紛失してしまったり、空き巣に入られたり、中古住宅を購入されたりなど理由は多々あると思いますが、玄関やお勝手口の鍵を交換された方も多いと思います。
でもいざ鍵を交換するとなるとどんな鍵を選べばいいのか悩む事ってありますよね。世の中には多種多様な鍵が存在します。住宅の玄関やお勝手口に使用する鍵だけでも、その全ての種類を覚えることは私たちプロの鍵屋でも不可能です。だから緊急鍵当番ではスタッフたちに鍵のカタログを常備携帯させております。お客様のご要望にお応えできる鍵を瞬時にご提案できるからです。ですが一般の人にはそんな鍵のカタログなんて見た事もないでしょうから、ホームセンターやインターネットで鍵を見て自分なりに選択するしかありません。もしDIYに自信のある方でしたら、ご自身で鍵を購入して鍵の交換をされるのもよいと思います。そんな時にぜひ考慮していただきたい点は、購入された鍵の防犯性能がどのレベルの物で、ご自身が望む性能とマッチしているのかということです。そもそも鍵というものは防犯の為に存在している機器ですから、このポイントを抑える事が最も重要なことなんですね。もし安いからといって防犯性能の低い鍵を選んでしまうと後々後悔するなんてことも起こりえます。空き巣の被害にあってしまった方も実際に泥棒に入られるまでは、自分が被害者になるなんて夢にも思っていないものです。だからこそ常日頃からの防犯の意識を高め、備える事によってその言葉の通り【防犯】という予防線を張る事ができるのです。鍵交換をする前に交換する錠前のメーカーの種類について知っておきましょう。鍵のメーカーには美和ロック、ゴール、ユーシンショウワ、ウェスト、アルファなどさまざまな会社があります。各種メーカー名と錠前の型式は、アーマープレート部分に刻印がされていますので、事前にチェックしておきましょう。そして鍵の防犯性能もキチンと理解しておきましょう。開き戸に使用する鍵の種類には、円筒錠、インテグラル錠、ケースロック(掘込錠)、面付箱錠の4種類があります。
円筒錠とはドアノブに鍵穴があるタイプで外側からは鍵で、内側からはボタンを押して鍵の開け閉めをするタイプの鍵です。円筒錠は昔は玄関やお勝手口に使用されていた鍵ですが、壊れやすく、ドアノブごともぎ取られたりと破壊にとても弱い鍵です。そのため最近では室内のドアの鍵として使用されています。
インテグラル錠は円筒錠にカンヌキを使用したタイプの鍵です。内側からはサムターンを使って鍵の開け閉めをするタイプです。インテグラル錠も円筒錠と同様にドアノブにシリンダーを内蔵しているタイプなので破壊に弱く、やはり室内用に使用する鍵になります。
ケースロック(掘込錠)は錠の構造を箱形のケースに内蔵し、ドアの中に埋め込んでいる鍵です。鍵穴とノブやハンドルは別々のタイプなので、高い防犯性能を有しています。
最後に面付箱錠ですが、この鍵はドアの室内側に錠の構造を内蔵したケースを取り付けるタイプのため高い防犯性能を有しています。施錠時にはドアの隙間からカンヌキが見えなくなるため破壊などのこじ開けにも強い鍵になります。
このように玄関・勝手口の鍵ひとつとっても、さまざま種類の鍵が存在します。鍵屋としては是非防犯性の高い鍵を選ぶ事を願いますが、もしご自身で鍵の選別や鍵交換の工事をする時間や自信がない方は、緊急鍵当番にお電話ください。お客様に最適な鍵をスピーディにご提案いたします。