本日は千葉県船橋市にて日産ノートの鍵の作製を行いました。ご依頼をいただいたのは船橋市内の学校にお勤めの教員の方からでした。鍵のトラブル内容は車の鍵紛失です。お客様はご自身の車の鍵がなくなってしまったので、なんとか合い鍵を作ってほしいというご要望です。まずはお電話口で状況をおうかがいしました。お客様のお話では数日前から学校の部活の合宿があり、顧問のお客様と生徒で近県へ遠征合宿に行っていたようなのですが、帰ってきた時点で車の鍵が紛失していることに気がついたそうです。慌てて合宿先に連絡を入れたり、思い当たる場所を探したそうですが鍵は見つからず、鍵作製のご依頼となったようです。
お客様がお乗りの車の車種をうかがってみると、日産のノートということでした。年式は2004年式ということで、少し古いタイプのノートのようです。防犯性が高い鍵なのかの確認をするため鍵の形状をお尋ねするとギザギザした普通のタイプの鍵だったということです。そのタイプの鍵であればお伺いしてその場で鍵の作製が可能であることをお伝えすると、すぐにご依頼となりました。
お客様も合宿帰りで早く帰宅したいということで緊急出動いたしました。ノートの置いてある現場は船橋市の郊外にあります。ご依頼時に習志野市で作業を完了したところだったので、千葉街道を船橋市方面へ向かい作業車を走らせました。途中県道9号線を使って現場の学校に到着したのはお電話から30分後のことです。到着後お客様にご挨拶をして本人確認のため免許証を拝見させていただきます。問題なく本人確認がとれたので、まずは問題のノートを拝見させていただきました。
今回鍵作製を行うのは初代の日産ノートE11型です。この車は日産がマーチに続くコンパクトカーとして開発したハッチバック式の人気の乗用車です。2005年にはグッドデザイン賞も受賞し爆発的ヒットを記録した車種でもあります。生産台数が多いため私も過去に何台もノートの鍵トラブルを解決してきました。今回のご依頼も想定の範囲内です。お困りのお客様のために、最短の時間で解決できるよう気合いを入れて取りかかりました。
鍵の作製を行うには、まず施錠されているノートのドアを鍵開けしなければなりません。ギザギザタイプの鍵ということでしたので、通常のピッキング作業にてドアの開錠を試みました。専用の鍵開け工具から適したものを選びピッキングをしていきます。鍵開けは10分程度で完了し、次に鍵作製に入っていきます。コクピット下に潜り込み鍵穴からノートの鍵の形状を解読していきます。当然ですが鍵は千差万別で一つとして同じものはありません。今回のノートの鍵も一般的な鍵とはいえ鍵穴からその形状を読み解くには豊富な知識と経験が必要です。20分ほどで鍵の形状を把握できたので鍵作製機に合い鍵用のブランクキーをセットして加工を施していきました。ノートの合い鍵が完成したのは到着から60分後のことでしたが、お客様には予想以上に早くトラブルが解決できたと喜んでいただけました。今回はノートの鍵作製のご依頼ありがとうございました!