今回のお客様は東京都世田谷区下北沢でIT関連の業務をしている会社様でした。お電話をいただいたのは夜も遅くなった10時頃です。お客様は受話器越しにも焦っている様子がわかるくらい慌てているようでした。ご用件をお伺いすると事務所に置いてある金庫を開けてほしいという内容でした。金庫の大きさや種類をお伺いしてみると鍵のみで開け閉めする金庫で、扉を開閉するタイプの金庫ではなく、引き出し形のもののようです。トラブルのくわしい内容は、下北沢のその会社では日々プログラマーがシステム開発を行っているということで、開発したプログラムをバックアップも兼ねてメディアに落とし込みその金庫に保管していたようです。ところが今日金庫を開けようとしたところ、金庫の鍵が見当たらず鍵を紛失してしまっていることに気がついたそうです。慌てて金庫の鍵開けの依頼を当社にいただいたという経緯でした。
どうやら明日には金庫に保管しているデータを使用しなくてはならないらしく、今日中に金庫を開けられないかというご相談でした。緊急を要する案件だったので、鍵開け道具一式を車に乗せて下北沢の現場まで急行しました。
現場に到着すると、深夜にも関わらずお客様の会社ではまだ大勢の社員さんがパソコンに向かって作業をしていました。さすがIT企業は昼も夜もないのだなと感心したのを覚えています。問題の金庫はコクヨ製のデータセーフ金庫で引き出しタイプのHS-DSL1F1Nという金庫でした。データセーフ金庫とはCDやMO、DVDなどの各種メディアを火災時の熱から守るため金庫内の温度上昇を一定に保つ効果があります。金庫自体はさほど大きい物ではなく鍵もシリンダー錠のみのタイプだったので、さっそくピッキングによる鍵開け作業に取りかかります。鍵開け作業中に担当者の方と少しお話しする機会があったのですが、こちらの会社様は本日ほとんどのスタッフさんが徹夜仕事だそうです。緊急鍵当番も24時間態勢で動いているので、その大変さは身にしみてわかります。
金庫の鍵開けは時間にして30分ほどで完了しました。データセーフ金庫を開けていただき中身のご確認後、すべての作業は終了です。緊急鍵当番では365日24時間態勢でお客様の金庫トラブルにご対応致しております。金庫の鍵開けや鍵紛失、暗証番号忘れなどの時は、迷わず当社にご相談ください。今回もご依頼いただきまして、ありがとうございました。
