先日は神奈川県横浜市にてホンダレジェンドの鍵紛失による鍵作製の作業をしてまいりました。
お電話をいただいたのは横浜市港北区在住のお客様からです。ご依頼の内容は車の鍵を作ってほしいというもの。どのような状況なのか詳しくご説明していただくと、その日お客様は横浜市内のショッピングモールに車で買い物に来ていたそうなのですが、買い物を終えていざ帰宅しようとしたときに、車の鍵がなくなっていることに気がついたということです。ショッピングモール内のインフォメーションセンターに落とし物の届け出はしたようですが、今のところ発見には至っていないということでした。もしかしたら落とし物として出てくる可能性もありましたが、いつ見つかるか分からない鍵を待つことはできずに当社へ鍵の作製のご依頼となりました。
お電話口でお客様はお急ぎのご様子でしたので、まずは鍵作製を行うお車についてご質問させていただきました。お客様の言うところによると、お車はホンダのレジェンドということでした。年式は正確には覚えていないということでしたが、2004年くらいに新車で購入したということでしたので、おおよその鍵のイメージはつきます。レジェンドの鍵の形状を伺ってみると横にギザギザした形状ではなく、溝が掘られているようなカタチだったということなので、内溝タイプの鍵ということも判明しました。最後に本人確認ができる免許証と保険証が手元にあるのか確認すると、免許証は財布にあり、保険証も車のダッシュボードに入れてあるということでしたので、その場で鍵作製の作業も完了できそうでした。さっそく現場の住所を伺い緊急出動することになりました。
現場は横浜市港北区にあるショッピングモールです。お電話をいただいた時点で日吉付近で作業中だったので、そのまま桐島街道を南下し鶴見川を横目に現場に急行いたしました。到着したのはおよそ20分後のことです。ショッピングモールの駐車場からお客様にお電話をし、レジェンドがある場所まで誘導してもらいお客様にご挨拶を済ませて早速作業に取りかかりました。
お客様のレジェンドは2004年式の3代目KA9型でした。レジェンドはホンダが誇るフラッグシップカーです。富裕層向けに開発された高級車なので、採用されている鍵も防犯性の高いものが使われています。お客様がおっしゃっていた通り、防犯性能の高い内溝キーが採用されているため、最初の鍵開け作業も一筋縄ではいかない可能性もあります。集中力を高めて作業に挑みました。鍵開け作業は20分程度で完了することができたので、その後鍵の作製に取りかかります。レジェンドのイグニッションキーの鍵穴から内溝キーの形状を解読していきます。運転席の下に潜り込みながらの作業なので、お車の鍵作製作業のあとはいつも腰が痛くなるのが玉に瑕ですね。30分ほどで鍵作製に必要な情報が入手できたので、鍵作製マシーンにて鍵を加工していきます。最終的にお客様にレジェンドの鍵をお渡しできたのは、到着から80分後のことでした。最後に作製したレジェンドの鍵をお客様にお渡しし、エンジンがかかるか確認してもらいます。問題なく始動が確認できドアの施開錠も確認もしていただけたので、今回の作業はすべて完了となりました。お客様もその場で鍵が作れたので喜んでいただけたので良かったです。