本日お伺いしたのは東京都杉並区にある賃貸アパートの玄関ドアの鍵開け作業です。
ご依頼をいただいたのは杉並区でアパートを管理している管理会社の方からでした。なんでも入居している方から「鍵を紛失したので玄関が開けられない」と相談があったそうです。タイミングが夜間だったため管理会社の方では対応することができず、当社に鍵開けを依頼することとなったそうです。詳しいお話を伺ってみると、問題の賃貸アパートは杉並区にあり、ワンドアツーロックの扉が設置されているということでした。入居者の方はアパートの前で待っているので至急対応してほしいということで、緊急での鍵開け対応となりました。
アパートの詳しい所在地を伺い、待機されている入居者様の連絡先とお名前などを伺ったのち、現場に急行します。ご連絡をいただいた時間帯は環七通りは渋滞している恐れがあるため、今回は環七通りを回避し、裏道から方南通りにでて、井の頭通り経由で向かうことにします。夜間で家に入れない状況というのは非常につらいものがあります。少しでも早くその不安を取り除いてあげるべく、最短のルートを通り約30分ほどで現場のアパートに到着することができました。アパート前から入居者様に連絡してみると、すぐにアパートから出てきてくれました。入居者の方に挨拶を済ませ、本人確認を済ませたのちに玄関の鍵を確認してみると、美和ロック社製のLB-Jシリンダーがついています。LB-Jシリンダーは美和ロックがリリースしている鍵で、リベロ・キーシステムと呼ばれる仕組みが施された製品です。このリベロ・キーシステムは賃貸住宅の管理者向けに開発されたシステムです。入居者が定期的に入れ替わる賃貸住宅の場合、防犯の観点から入れ替わる度に玄関の鍵を交換しなくてはなりません。現在でも多くの賃貸住宅では、入居者が変わる毎に玄関の鍵交換をしているのですが、このLB-Jシリンダーという鍵はニュートラルキーというマスターキーと、住戸キーと呼ばれる鍵を使うことによって、シリンダーの交換なしに、以前使われていた鍵を使えなくし、新しい鍵に設定し直すことができるのです。そのため、近年では賃貸住宅の管理者様を中心に管理コスト削減のために採用されているケースが増えてきています。もちろん防犯性能は折り紙付きで、そう簡単に鍵開けすることはできません。
入居者様にご相談して、どのくらいの時間鍵開けを待てるのかを確認してみると、今すぐに開けてほしいというご希望でした。最短の時間で鍵開けをするならば、ピッキングでの鍵開けは不向きです。今回はサムターン回しによる開錠方法で対応することにしました。幸いにもワンドアツーロックのドアですが、施錠しているのは1つのみということでしたので、ドアスコープから専用の道具を使って、玄関の開錠を試みます。開錠は10分とかからずに終了することができました。鍵が開いていることを入居者様に確認いただき、すべての作業は完了です。この度は玄関の鍵開けのご依頼をいただき、ありがとうございました。
