先日は神奈川県横浜市戸塚区にある開業病院の事務所出入口のドアの鍵交換にいってまいりました。
お電話をいただいたのは横浜市戸塚区にある病院の事務担当の方からでした。お客様のご要望は医院のスタッフ用の出入口のドアの鍵を交換してほしいということ。詳しいお話を伺ってみると、そちらの病院では患者さん用の玄関とスタッフ用の事務所側出入口があるようで、スタッフは何もなければ事務所側の出入口を利用するそうです。ところが現在はスタッフも患者さんが使う玄関から出入りをしているそうです。なぜかというと先日そちらの病院に空き巣が入ろうとしたらしいのです。実際に被害を受けたわけではなかったようですが、ある朝看護師が病院に出勤した際に、事務所の入り口ドアの鍵がすごく傷つけられていたというのです。鍵は鍵穴から破壊しようとした形跡があり、現在は鍵も壊れた状態で開けることもできないということでした。このままでは不便ですし、何よりも傷ついたままの鍵をそのままにしていると縁起が悪いということで、鍵の交換をすることになったそうです。
お客様のご希望は当日でなくてもいいが、なるべく早く対応してもらいたいということでしたので、明後日にご予約をしていただきました。ちなみに現在そちらの病院に取り付けられている鍵は美和ロック社製のPR-Jシリンダーということまで分かりました。お客様としては使い慣れた同じ鍵がご希望ということで、同じPR-Jシリンダーへ交換することとなりました。
ご予約当日は用意した鍵を携えて横浜市の現地へ向かいます。国道1号線を戸塚区方面へ向かい、途中名瀬道路に入ります。いくつかの脇道を経由したところにお客様の病院がありました。ご予約いただいた5分前に到着したので、ご連絡をしてみると病院から男性の方が出て来てくれました。ご挨拶をするとその男性は病院の院長先生ということでした。その日は休診日で他のスタッフはお休みしているらしく、院長先生に直接今回交換させていただく鍵についてご説明させていただきました。美和ロック社製のPR-Jシリンダーはピンではなくタンブラー式の鍵で、2WAYロータリータンブラーが採用された機種です。鍵違い数は理論上1000億通りにもなり、同じ鍵は一つとありません。またロッキングバーと複雑な形状のアンチピッキングタンブラーを採用しているので、ピッキングでの鍵開けはまず不可能です。しかも耐鍵穴壊し性能も5分以上を記録しているため、鍵穴を壊しての不正開錠も予防できます。実際に今回も犯人は鍵穴を壊そうと試みましたが途中で諦めています。これほどの防犯性能を持った鍵であればそう簡単には破られることはありません。今まで実際に使っていた鍵ではありますが、その鍵がどれほどの性能を持っているのか熟知している人はほとんどいません。院長先生も感心したように鍵の説明を聞いていました。
早速鍵交換作業に取り掛かります。まずは鍵穴を壊されたシリンダーを取り外します。同じ鍵なのでそのまま新しいPR-Jシリンダーを取り付けて鍵交換作業は終了です。新たなスペアキーを院長先生にお渡しして現場を後にしました。